創世マユのレベル4ルリグについて

前回 、書く余裕のなかったレベル4ルリグについてです。
内容としてはキーを1枚採用したエクストラターンをとることを前提とした創世マユ全般向けの内容になっています。
今回も私個人の独断偏見を多分に含んでいます。参考程度にどうぞ

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オルタナティブ(WXK-06)までの環境のオールスターレギュレーションを基準としての考察になります。


・白滅の巫女 タマヨリヒメ
大本命のレベル4ルリグ
特に理由がなければこいつでいいです。

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1番上の自動能力はオールスターで使いやすいカードがないため現時点では活用するのは難しい能力になります。

2番目の自動能力について
この能力はアイアースアークイギスと非常に相性のいい能力になります。

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主な使い方は3つ
①相手のアーツによって除去された盤面の再展開
アイアースアークイギスを並べた場合に相手としてはルリグの2回攻撃を阻止するためにアイアースを場から退かせたい、あるいはアイアースをターン終了時に復活させてくるアークイギスを退かせたい、といったように考えてアーツを使って除去してくることが多いです。
そこに対してルリグアタック時に再展開することはライフを守ることにつながります。

②ルリグアタック時に1エナ支払うことができる
場にアイアースアークイギスを並べたけれどもトラッシュにアイアースが存在しないといった状況でアイアースがバニッシュされてしまうと、ターン終了時にアイアースを蘇生させたいけれどもトラッシュにいないといった事態が発生します。
この時にルリグアタック時の能力でエナからアイアースをコストとして支払うとトラッシュにアイアース置くことができます。

③運が良ければルリグによる3連続攻撃ができる
ルリグがアタックしたときに場にアイアースとアークイギスがいる状況でアイアースアークイギス白滅タマ効果の順番で能力を処理しアイアースをデッキトップから捲ると3回目のルリグアタックが可能になります。
細かい処理
ⅰ.ルリグアタック時にアイアースアークイギス白滅タマの効果が同時にトリガーします。
ⅱ.アイアースの能力でルリグをアップし、効果を使ったアイアースをトラッシュにおいてアークイギスの能力を使う
ⅲ.白滅タマの効果を処理してデッキトップを捲りアイアースが運よく出てくる(アタック時のトリガータイミングは終了しているため新たに出てきたアイアースの効果はまだトリガーしない)
ⅳ.ルリグアタックのガードあるいはダメージの処理

この順に処理するとルリグのアタックが1回終わった時点で、ルリグがアップしていて効果が未使用のアイアースがいるためあと2回のルリグアタックができます。

運任せなコンボですが外しても捲ったカードを手札に加えてターン終了時にアイアースを場に出せばリソース損失もないため変なLBを踏まない限り結構おいしいコンボです。


イノセンスについて
このルリグの目玉能力
特定の能力を無効化できるコイン技
しかも"能力を受けない"能力をすり抜けて無効化できたり、エナゾーンやルリグ能力などの普通ではなかなか影響を受けない範囲まで影響のあるウィクロスの中でもかなり変わった能力
できることを全部書き出すとそれだけで記事1つ書けてしまいそうなほどいろいろできます。
ざっとした分類として"攻めで使うイノセンス"と"守りで使うイノセンス"の2つに分けるとしたらマユでは主に"守りで使うイノセンス"をよく使います。

イノセンスがあることによって少ないアーツでも確実に守れる状況だと確信してターンを終了することができる点が非常に優秀です。
ご存知の通り創世は白黒のすべてのアーツを回収することのできる能力を持っています。つまりアーツをすべて使い切ってからグロウしたほうが強いということになります。
よくあるケースを例に挙げると
現在ルリグが白滅タマで残りアーツがセレクトハッピー5のみキーが場に残っていてライフクロスが残り2枚、手札にサーバントがなしでグロウフェイズになったとします。
ここでタマのプレイヤーはグロウしてアーツを回収するかもう1ターン白滅で耐えるかの2択を迫られます。
最大ハッピー5が2回使えるため次のターンで相手が3面開けて攻撃仕掛けてきても守り切ることができるためグロウせずにもう1ターン粘りたいです。
しかし相手が3面ともダブルクラッシュを付与して攻撃してきた場合は?あるいは3面ともアーツ耐性を付与してきた場合は?燐廻転生を使ってきた場合は?といった風にいろいろなケースを想定してグロウしなければいけないケースも多いです。
しかしイノセンスが残っている場合はこういったケースをかなりの範囲を無視して守れるものとしてグロウせずにもう1ターン安全に行動することができます。

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これがイノセンスの使い道としては一番多いです。

やたら長くなりましたが白滅タマに関してはこの辺りにしておきます。

・紅翼の巫女 タマヨリヒメ

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アンリミテッドセレクターで新しく追加されたタマ

出現時にアームとウエポンを手札に加える能力と相手のターン中にアームがバニッシュされなくなる能力を持っています。
一応ウェポンがダウンされなくなる能力もありますが現在の環境でダウンによる防御は少ないため戦略として構築に組み込むのは難しいため今回はスルーです。効いたらうれしいなくらいの気持ちで見ておきましょう。
なので白滅に比べて秀でている点は2つ
①出現時に必要なカードを持ってくることができるためハンデスに対して有利
アイアースとファランクスを手札に加えるとアイアースの効果でアークイギスを場に出して理想の盤面を作ることができます。
マユはハッピー5の登場で軽減されたとはいえハンデスに弱い傾向があるためそこをフォロー出来ます。

②相手のターンならルリグシグニ以外のバニッシュに対しても耐性を持たせることができる
アイアースティンベーの盤面でルリグシグニ耐性は低コストで除去できるカードは限られていましたが、オルタナティブで限定なして何回でも低コストで除去できるカードが出てきました。

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相手がメインフェイズでスペルを使用する分には耐えることができます。

ただしハンデスもAPEXキーも環境(2019/5/23現在)にあまりいないため白滅よりもこちらを優先して採用する理由としては少し薄い気がします。
一応0コストでグロウできる唯一の赤のタマのためそこを活かしたカードを使用できるようになります。

・懐古の巫女 タマヨリヒメ

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見た目のインパクトがすごいカード

スペルのコスト踏み倒し能力を使用すると別デッキになってしまうので今回は常時能力に関してのみ解説
アイアースアークイギスをパワー13000にすることができる。
アーツは意外と12000以下のシグニをバニッシュやパワーマイナス12000といった能力が多いためそれらを回避できる点はかなり優秀
カーニバルキースノークイーンと組み合わせることによって
カーニバルキーで書き換えたスノークイーンがパワー13000になってから場を離れるといったことが可能になります。
これによってスノークイーンによって13000よりパワーの低いシグニを出すことができるためアイアースを場に出してそのまま出現時を…、といったことができます。(詳しくは前回の記事のカーニバルキーミョルニルファランクスの項目を)

オシャレなコンボを決めてみたいなら懐古タマもありだと思いますがやはりイノセンスが使えないために辛くなるデッキもいくつかあります。


タイトルでは4ルリグの選択肢みたいなことを書いておきながら結局ほぼ白滅が最強なのかよ!という結論になってしまった気がしますがイノセンスというコイン技が対戦相手からの理不尽を覆すことのできる最強能力なんです。
そのイノセンスを放棄したとしてもほかのレベル4には少なからず強みがあるため選択肢としてあり得ない、というわけではないのでいろいろと検討してみるととても楽しいです。
ただ白滅を使わない場合のメリットデメリットは把握しておいた方が構築の基準になりやすいと思うので参考にしてもらえればなと思います。


今回はルリグとアーツについて書きたかったんですけど白滅タマに関して書いていたら尺が足りなくなったのでルリグについてだけです。
アーツは次回でたぶん書きます。

 

質問や間違いやわかりにくい表現は何かしらの方法で教えてもらえれば回答修正します。

 

カード画像はウィクロス公式サイト(https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/)からの引用となります